【蜂被害が急増】スズメバチの活動が早まり全国でトラブル多発 背景には「猛暑」と「都市化」

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近年、日本各地でスズメバチによる被害が例年以上のペースで増加している。自治体の駆除依頼も増え、学校や公園での集団刺傷事故も相次いでいる。なぜ蜂被害はここまで深刻化しているのか。その背景と注意点をまとめた。

■ なぜ今年は蜂被害が多いのか?

最大の要因と見られているのが、**気候変動による“異常な暑さ”**だ。

専門家によると、気温が高い年はスズメバチ女王の活動開始が早まり、巣が成長しやすくなる。結果として、秋に大型化した巣が増え、攻撃性が高まる時期が前倒しされている。

また、都市部では緑地や住宅の構造が巣作りに適しており、**“都市化によるスズメバチの定着”**も指摘されている。軒下や庭木、ベランダ、物置など、私たちの生活圏に巣が作られやすくなっているのだ。

■ 各地で相次ぐ被害:学校・スポーツ大会・住宅街…

蜂被害は身近な場所で多発している。

  • 東京都・青梅市の小学校では、校庭付近の巣に気づかず児童22人が刺される事故が発生。
  • 北海道・帯広市のスポーツ大会では、テニスコート近くに巣があり、選手17人が次々と刺された。
  • 住宅街の軒下・庭木で巨大巣が10月〜11月にかけて多数見つかり、1,000匹以上が生息するケースも。

スズメバチに刺された際の痛みは“感電したよう”と表現されるほど強烈で、アナフィラキシーショックにより命を落とす可能性もある。

■ スズメバチはどこに巣を作りやすい?

特に注意したい場所は次の通り:

  • 軒下・雨どい付近
  • 庭の木・植え込み
  • ベランダの隅
  • 屋根裏・床下
  • 物置・倉庫
  • エアコン室外機の裏
  • 公園の樹木・遊具
  • 土の中(地中型の巣)

巣の初期段階は“茶色い丸いボール状”で見つけにくい。気づいた時には大きく育っていることも多い。

■ 巣を見つけた時の正しい対処法

  1. 近づかない・刺激しない
    大声や手を振る動きは攻撃の引き金になる。
  2. ゆっくり後退して離れる
    走ると追われる可能性があるため注意。
  3. 自力で駆除しない
    防護服なしの駆除は極めて危険。必ず専門業者へ。
  4. 自治体の相談窓口を確認する
    一部自治体は駆除費用の補助や相談窓口を設けている。

■ まとめ:気候変動で蜂害は“日常化”へ

猛暑の影響でスズメバチの活動期間は伸び、巣の大型化や攻撃性の高まりが今後も続くと予想される。学校、住宅地、公園など生活圏に巣ができるケースも増えており、「いつどこで被害が起きてもおかしくない」状況だ。

被害を防ぐためには、地域ぐるみでの注意喚起と、個人レベルでの早期発見・適切な対処が重要になる。

参考文献

  • 関西テレビ:「“感電したように痛い”スズメバチ被害が前倒しで多発」  
  • 日本気象協会:札幌市で6月の駆除件数が過去10年で最多に。  
  • 北海道新聞:北海道でスズメバチの駆除依頼が過去最多。  
  • 神戸大学:都市化度とスズメバチ駆除依頼の関係。  
  • Coki:巨大巣1,500匹、秋の被害急増、気候変動との関連。  
  • 女性自身:スズメバチが巣を作りやすい身近な場所8か所。  
  • 農林水産省:蜜蜂被害、農薬が原因の可能性。  

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