2025年秋以降、日本全国でインフルエンザが急拡大しています。
例年より早い流行入りと患者数の増加により、医療機関の受診者も急増するなど、社会への影響も広がりつつあります。
本記事では、最近の流行傾向、ウイルスの特徴、注意すべき症状、今すぐできる予防策をまとめて解説します。
今年のインフルエンザ流行のポイント
例年より早く「流行入り」
厚生労働省の定点報告によると、今年は10月下旬時点で全国が「流行入り」の基準(1医療機関あたり1.0人)を突破しました。これは平年より約4~5週間早く、過去10年間で最も早い流行ペースの一つです。
一部地域では警報レベルへ
特に東北・関東・北陸の一部では、1医療機関あたりの患者数が「警報基準」に接近。
学級閉鎖や学校閉鎖が相次ぎ、社会活動にも影響が出ています。
新たな亜系統が流行か
専門家によると、**A型H1N1の新しい亜系統(通称:K系統)**が流行の一因と考えられています。
従来株より感染力が強い可能性があり、実際に若年層と高齢者の患者増加が顕著です。
今年の主な症状の傾向
一般的なインフルエンザ症状に加えて、今年は以下の症状が多く報告されています。
- 高熱(38〜40度)
- 激しい関節痛・筋肉痛
- 強いだるさ(倦怠感)
- 咳・喉の痛み
- 吐き気や腹痛など、胃腸症状を伴うケースも
特に、「突然の高熱」「急激な悪寒」が特徴的で、数時間のうちに状態が急変する人もいます。
受診の目安
以下に該当する場合、早めの受診が推奨されます。
- 高熱が出て半日経っても下がらない
- 呼吸が苦しい、ゼーゼーする
- 子どもがぐったりして反応が弱い
- 高齢者で食事・水分が取れない
- 基礎疾患がある(心臓病・喘息・糖尿病など)
診断がつけば、48時間以内の抗インフルエンザ薬の使用が効果的です。
今年の予防のポイント
マスクは再び有効対策に
乾燥シーズンに入り、飛沫・エアロゾルの発生量が増加。
公共交通機関や商業施設など人混みでは、マスク着用の効果が高くなります。
加湿でウイルスを不活化
室内の湿度が**40〜60%**を維持すると、インフルエンザウイルスが空気中で生存しにくくなります。
ワクチン接種は重症化予防に有効
2025年のワクチンは流行株と高い一致率とされ、接種者は重症化や高熱期間の短縮が期待できます。
手洗い・うがいの徹底
特に
- 帰宅時
- 食事前
- 咳・くしゃみのあと
は徹底することで感染リスクが大幅に低下します。
感染が広がっている理由
免疫ギャップの存在
コロナ禍で対策が徹底された数年間はインフル感染が大幅に減少。そのため
「免疫を持たない世代」
が増えており、流行の大きな要因になっています。
学校・職場でのクラスター
特に小中学校を中心に、教室内での急速な感染が目立っています。
参考文献
厚生労働省:インフルエンザ関連報道資料
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html
国立感染症研究所:インフルエンザ流行レベルマップ
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/a/influenza/020/flu-map.html
TBS NEWS DIG「全国的に流行入り」速報
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2208313
tenki.jp:流行状況と気象要因
https://tenki.jp/
nippon.com:週次患者数データ
https://www.nippon.com/en/japan-data/h02601/


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